こんにちは!のこてぃーです。
本日は新卒で入った会社をわずか半年で辞めた時の話をしたいと思います。
いつかどこかでぶちまけてやろうとしてた小話です。
お付き合いください。
就活の軸
僕は大学では工学部で生命工学の分野を専攻していました。
また実験が好きだったこともあり、研究職や開発職なら自分に合っているのかなーという単純な理由で研究開発職のお仕事を中心に調べることにしました。
しかし僕は院には進学せずに4年生で卒業することに決めていました。
学部卒で研究開発のお仕事はほとんどなく、研究開発職を目指す!といいつつもメーカーの技術営業職や製造職などとにかく興味がある企業をいろいろと調べました。
そんな時、大学の企業説明会に来ていた企業の中で学部卒からでも研究職採用が可能な企業を見つけたのです。
これだ!と思い大学の説明会から企業が行う説明会にも参加。そして選考に応募することにしたのです。
何とか選考をパスし、面接ではとにかく研究職に強い憧れがあることや入社したらこんな製品を開発したいなどと僕ができる精いっぱいのアピールをしました。
その結果、運よく内定をいただくことになり、自分の夢をかなえることができたのです!
僕は入社後の自分を想像しながら残りの大学生活を有意義に過ごし、入社日を楽しみにしていました。
入社前に会社から呼び出し
卒業研究も終了し、あとは春休みを満喫したら4月から社会人だ!とワクワクしながら待っていた時でした。
ちょうど入社3週間前くらいでしょうか。
会社から唐突にオフィスに来てほしいとの連絡が入りました。
「え、何か悪いことした?」
急な呼び出しに不安を覚えましたがとりあえずオフィスに足を運びました。
「何の用があるんだろう」と内心びくびくしながら待っていると人事の方が来られこう告げられました。
「入社後半年間は製造部としてスキルを磨いてきてください。」
よかったぁ内定取り消しじゃなかった…
とその瞬間は思いました。唐突なな呼び出しですからね。そりゃビビりもしますよ。
しかし、そのあと「なぜ製造部?研究職で内定もらったんだが?」と疑問がふつふつと湧いてきました。
聞けば研究職の方はみんな製造経験がある方で僕にも製造技術を身に付けたうえで研究部として活躍してほしい。期間は決めるから半年間はしっかり工場で頑張ってきてくれ、とのことでした。
その時はまぁ研修の一環だし半年だけだから頑張るかと軽く考えていました。
今思えばそのとき気が付いてればなぁと今でも思います。
入社後に明かされる新事実
それ以降は特に連絡もなく4月1日を迎えることに。
最初工場だけどまぁ研修の半年だけだし頑張るぞぃ!と気合十分で入社。
その初日のことです。
入社式が順調にすすみ、レクリエーションがあってそのあと重要書類の配布の時に衝撃の事実を知ったのです。
「あれ?雇用契約書には製造部配属ってなってる…お給料も聞いてた額と違う…?」
実はその会社では研究部と製造部では給与体系が異なっていました。
そして研究部と製造部では給料にかなりの違いがあり、月3~4万ほどの差があったのです。
うっ…知らなかったってかこれ言われてないんですけど…?大丈夫なのか…?
そうは思ったもののやるしかありません。
とりあえず半年頑張れば製造部から研究部に行けるんだし!
となんとか落ちかけたモチベーションを再浮上させてお仕事に臨んだんですが、これが想像以上にきつかった。
まず工場勤務でシフト制でした。早番と遅番があったのです。
早番だと始発で出勤。遅番だと終電で帰宅。これが週替わりでありました。
1週間で生活リズムがガラッと変わるためこれに適応させるのがきつかったです。
また当然ですががっつり肉体労働です。
300kgあるドラム缶を転がしたり重い一斗缶原料を階段を使って運び出したりと、想像以上にハードな仕事だったのです。
それだけならまだしも工場はややブラックな風潮が残っていていたんです。
サビ残は当然、たまに予想外のところから罵声が聞こえる、などなど入社前に思い描いた社会人像がガラガラと崩れ去り、とにかく半年が早く過ぎることを毎日考えていました。
退職決意
それでもなんとか仕事を続け、当初の予定だった入社半年になるちょうど1か月前です。
僕は再び人事に呼び出されました。
長かった工場勤務もようやく終わりか…長かったなぁ…
そんな思いを胸に人事面談を迎えた僕を打ち砕くかのような話題が待っていました。
「当初の予定を延期して、無期限で製造部で引き続き頑張ってください。3か月に一度面談をしますからその時に製造の知識レベルを確認し、その結果を踏まえて研究部に異動するか判断します。」
もうこの言葉で心が折れました。
本当はその前あたりから心が折れかけてたんですけど、研究部に行くということだけをモチベーションとして半年間頑張ってきたんです。
それが無期限…異動できる保証もない…もうだめだぁと退職を決意。
もちろん会社には会社の都合があるのはわかっているつもりでした。
それでもこのまま工場で仕事を続けるのはもう無理だな…と気持ちが完全に途切れ、人事面談の数日後に退職願を提出。
結局、新卒で希望に満ち溢れた最初の会社をわずか半年で退職することとなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
卒業後半年間で入社~退職までを経験しました。
これを読んだ方の中には我慢できない若造と思われた方もいるかと思います。
事実そうであると自分でも自覚してるところもあります。
ただ今思うとあの時退職を決意して行動に移したことは間違いじゃなかったんだなと思いました。
余談ですが、入社時に50人くらいいた同期はわずか2年間で1/3に減ったそうです。
そのなかで一番最初に僕が辞めることになったのですが僕を皮切りにどんどんやめていったとの噂も聞きました(笑)
参考になる話ではないかと思いますが、同じ境遇の方や新卒で入った会社を辞めたいを考えている人の判断材料のサンプルとしていただければと思います(笑)
それでは。
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